経営改善事例

専門家派遣事業を活用した経営改善支援

企業の概要、課題

  • 県内外の建設業者を取引先とするクレーン工事業者。
  • クレーン設備を導入する度に、多額の借入が発生していました。
  • 建設受注の波により、売上が落ち込んだ際には、キャッシュフローを上回る返済負担となり、資金繰りを圧迫していました。

支援に至った経緯

  • 安定的な返済のため、管理改善及び収益性向上策等について専門家からアドバイスを受けたいとの要望があり、当協会の「専門家派遣事業」の申込を受けました。

支援の内容

  • 建設業を専門分野とする中小企業診断士を派遣し、課題解決に向けた専門的なアドバイスを行いながら、経営改善計画(以下、「計画」という)を策定しました。
  • 当協会が事務局となり関係支援機関を一堂に会した経営サポート会議を開催し、計画の合意形成を図りました。
  • 当協会では、事業再生計画実施関連保証(経営改善サポート保証)を活用して、手元資金の確保とともに、借換による返済負担の軽減を図りました。

支援の結果

  • 専門家のアドバイスを受け、実行性の高い計画が策定されました。
  • 計画策定後の専門家によるモニタリングにより、計画のフォローアップが強化され、計画に基づく取り組みを着実に実行することができ、収益の改善が図られました。
  • 各金融機関が計画に基づいた金融支援を行ったことにより、資金繰りが安定し、今後の設備導入時のキャッシュアウトの発生に備えることができました。