山梨県信用保証協会の現況2013

山梨県信用保証協会の現況2013 page 30/58

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概要:
山梨県信用保証協会の現況2013

②中小企業支援ネットワーク強化事業を有効に活用する中で、期中支援案件等に的確に対応するとともに中小企業診断士や経営支援アドバイザーを通じ支援能力の向上を図る。中小企業支援ネットワーク強化事業を活用した事案はありませんでした。しかし、「やまなし企業支援ネットワーク会議」や「経営サポート会議」を事務局として運営し、他の支援機関による活動の情報共有が図られたことから職員の能力向上に繋がりました。3回収部門について1積極的かつ適切な回収①代位弁済前の面談による実態把握を行うとともに回収行動の早期着手を図る。代位弁済前の面談を行うことにより、通常より約2ヶ月早く回収行動に着手することができました。代位弁済した190企業のうち、弁済交渉が可能な122企業に対して代位弁済前の面談を行いました。その結果、連帯保証人が弁済を行い代位弁済が回避された案件が1件、代位弁済後早期に連帯保証人からの弁済により完済された案件が1件ありました。②求償権消滅保証及び一部弁済による債務免除を活用し、企業再生と生活再生を考慮した最大回収を図る。求償権消滅保証の取り扱いはありませんでしたが、具体的な支援先を抽出し、金融機関との協議は行っており、次年度には実績につながる見込みです。また、最大回収と生活再生を考慮して7件については、一部弁済による債務免除を行いました。③全求償権債務者の実態について再調査を実施して、回収の掘り起しを図る。債務者の現況、資産状況、所有不動産等について再調査を行いました。弁済交渉するも誠意のない企業等に対し、以下の法的措置により回収の掘り起しを図りました。請求訴訟39件支払督促24件不動産競売申立27件不動産仮差押3件債権差押2件2定期回収の増加①定期返済先の増加とその入金管理の強化に努め、回収の増加を図る。定期入金管理表を活用して、定期入金先の入金管理を徹底するとともに、未入金先に対しては、訪問、電話での督促を強化することで回収の増加に努めました。実績は、定期回収額4億03百万円(対前年比件数:106.2%、金額:99.9%)であり、総回収に占める割合は29.9%(前年29.0%)となりました。金額は前年から若干の減少となりましたが、定期返済先は増加し、全回収額に占める定期回収額の割合は、ほぼ前年並みの実績を維持することができました。②約定弁済不履行先には、夜間・休日を含めた訪問等により督促の強化に努める。約定弁済不履行先の夜間督促は毎月1回、休日督促については隔月で実施し、督促強化に努めました。休日督促では、433先を訪問し、212先と面談し交渉を行いました。・訪問:433先(面談:212先)うち、本人158先家族54先28