山梨県信用保証協会の現況2013

山梨県信用保証協会の現況2013 page 28/58

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概要:
山梨県信用保証協会の現況2013

③金融機関や商工団体向けの勉強会を継続的に開催し、協会業務の周知と徹底を図る。事業者のニーズに合った保証制度の活用や迅速な保証対応を図るために、金融機関や商工団体と継続的に勉強会(事務説明会)を開催し、保証業務の周知に努めました。特に今年度は中小企業者団体や税理士会の会合にも出席し、制度等の説明を行うなど前年にも増した幅広い対応を行いました。会議、勉強会の実施状況は以下のとおりです。・融資担当部長会議2回・勉強会等銀行2回、信用金庫11回、信用組合9回商工団体2回、税理士会2回、経営者協会4回④早期事故案件について、その要因を分析・検証することにより問題点を把握し、審査能力の向上に努める。保証後6か月以内に16企業が代位弁済方針の事故状態となりました。事故原因の内訳は商況不振12企業、死亡等不慮の事故2企業、取引先倒産2企業でした。借換による財務是正、セーフティネット保証による資金導入を行うも支えきれず、早期に事故状態となったことがうかがえます。保証審査部門の担当者が早期事故案件に関する情報を共有することにより審査能力の向上に努めました。⑤質の高い信用保証を行うため、審査基準の見直しや整備等保証審査態勢の充実に努める。保証部内のプロジェクトチームで保証審査にかかわる基準の整理、事前協議様式の改正、及び担保を活用した新保証制度の開発等を検討し、平成25年度にはこれらの改正並びに商品化を予定しています。⑥反社会的勢力排除に向けて、警察や暴追センター、及び金融機関との連携強化に努める。金融機関防犯協議会への加盟や県暴力追放運動推進センターとの連携を図るとともに、全国信用保証協会連合会の反社会的勢力等情報共有化システムなどを活用し、組織全体で取り組みました。なお、今年度、反社会的勢力の介入や不正利用者と思われる事案はありませんでした。2創業及び新技術・成長分野への支援強化①創業先については、保証時と半年後を目途に企業に赴き、業況のモニタリングとフォローアップを行い支援に努める。創業保証制度の申込があった88企業に対し保証時に企業訪問を実施し、面談による調査を行いました。また、保証後半年経過時、中小企業診断士とともに再度訪問し、半年間の業況確認を行い、経営者からの金融相談等に対応しました。②新技術開発・新分野進出等の保証制度について検討を行う。新たな保証制度として平成24年6月に「ニュービジネス保証」、及び同年10月に「省エネルギー対策保証」を創設しました。国による「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の影響で電力業への多角化による資金需要も多く、2つの制度合わせて36件3億74百万円の保証を行いました。③新技術、新分野への業界知識を持った職員の人材育成に努めるとともに、技術評価面における関係機関との連携の構築に努める。「ニュービジネス保証」の申込時に、商工会議所や商工会の指導員に同行し、現地調査を実施しました。指導員による経営指導等に立ち会うことで、ノウハウの習得など人材育成につながりました。また、山梨県による「山梨県産業振興ビジョン推進ネットワーク会議」、及びやまなし産業支援機構による「中小企業サポート連携拠点会議」へ定期的に参加し、成長分野への事業展開、新商品・新技術開発等の情報を共有することで連携の構築に努めました。26