山梨県信用保証協会の現況2013

山梨県信用保証協会の現況2013 page 25/58

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概要:
山梨県信用保証協会の現況2013

平成25年度経営計画1.経営方針1業務環境山梨県の景気動向県内の経済情勢については、年度当初は持ち直しの動きが見られたものの、秋口から減速傾向が継続している状態にありました。また、各調査機関の業況判断DIをみても総じて悪化状況を示しました。消費動向については下げ止まりの動きもあったものの、設備投資は慎重となり、公共工事は減少しました。また、雇用環境についても全国に比して低レベルで推移し、業種動向についても、全般的に横ばいもしくは悪化となり、宝飾等の地場産業においても同様に需要の減退等から厳しい状態を強いられました。金融面については、預金残高が増加する一方、貸出金残高は減少が続き、借入に対して慎重な動向を示しました。中小企業金融円滑化法および出口戦略等の影響もあり、倒産動向は落ち着いた動きとなったものの、中小企業については総体的に厳しい経営環境は継続しており、今後の動向に注視を要する状況でありました。第3次中期事業計画2業務運営方針中小企業金融円滑化法の施行期間が終了となるも、多数の県内中小企業者は未だ業績改善には至っていない状況下、中小企業金融支援対策に万全を期すべく、協会内外に対して真の『連携』を深めることを核とした以下の内容を平成25年度の業務運営方針としました。1保証部門については、勉強会や情報交換会など関係機関との緊密な『連携』を図り、適正保証を推進する。また、目利き能力・診断能力を養うとともに、ニーズに適応した新制度の開発を行う等、お客様の満足度向上に繋がる対応にも努める。平成25年度経営計画234期中管理部門については、従前どおりの延滞管理・期日管理等の早期対応を図りつつ、「やまなし企業支援ネットワーク会議」等を活用した関係機関との『連携』強化に努め、経営支援への共通認識を持ち、協調して支援活動を行う。さらに、中小企業者との対話(面談)の機会を増やし、より身近な支援活動に注力する。回収部門については、年々、回収環境の厳しさが増している状況の中、効率的な回収策を図りながら、求償権債務者への支援機能の充実を検討し、求償権消滅保証を含めた支援にも努めていく。また、サービサーとの更なる『連携』により、効率的な回収業務を遂行する。その他として、コンプライアンスの徹底・リスク管理等にも注力しつつ、協会内部の『連携』(横のつながり)を密にし、更なる風通しのよい職場風土を築き、信頼される人材・自ら考え行動に移せる人材の育成に努める。また、現場で相談業務を行う傍ら、身近な存在・協会業務の認知度向上を側面から支援すべく広報活動(情報発信)にも積極的に取り組む。23