ブックタイトル山梨県信用保証協会の現況 2019

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概要

山梨県信用保証協会の現況 2019

ごあいさつ 平素は、山梨県信用保証協会の信用保証業務につきまして、格別のご支援、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 このたび、当協会の業務に対する理解を一層深めていただくため、ディスクロージャー誌「山梨県信用保証協会の現況2019」を作成いたしました。信用補完制度の仕組みや信用保証協会の役割、事業実績および財務状況などについて、できるだけわかりやすい説明を心掛け作成いたしました。ご一読いただければ幸いに存じます。 さて、平成30年度の県内経済は半導体製造装置の世界的な需要拡大や工作機械の受注増加を背景に機械工業が好調を維持し、設備投資需要も幅広い業種で回復しています。また、観光分野を中心に非製造業においても改善の動きも見られ、景気動向は緩やかな拡大が継続されています。金融面においても、貸出金残高の前年比増加が継続されており、借入に対する積極的な姿勢も堅調な推移が見られます。 しかしながら、景気動向は、一部の製造業が牽引している傾向にあり、多くの中小企業・小規模事業者の経営環境は依然厳しい状況にあります。また、後継者不在を理由とした休廃業も依然高推移にあり、県内事業者数の減少が進んでいます。 足元では、原材料価格の上昇や世界的な貿易問題の動向を受けて、景況に鈍化が見られ始めており、消費税制の変更も含め、先行きに対する不安感が継続した1年となりました。 このような状況下、改正信用保証協会法施行の2年目にあたり、当協会では金融機関及び関係機関との連携を一層進め、事業者のニーズに対応する保証制度を活用した資金繰り支援と事業ライフステージに応じたきめ細かな経営支援を実施して、中小企業・小規模事業者の総合的な支援機関の役割を果たし、地域経済の活性化に貢献していきます。 今後も、中小企業・小規模事業者の皆さまに信頼され必要とされる信用保証協会を目指し、関係機関等との連携を密に行い、地域経済の発展に向け、役職員一丸となり努力してまいりますので、引き続き一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。                              令和元年7月                 会長 山下 誠河口湖逆さ富士信用保証協会とは●信用保証協会法に基づく特殊法人信用保証協会は中小企業者が金融機関から融資を受ける際に、その借入債務を保証することで中小企業者の資金調達の円滑化を図り、その健全な発展を促進する事を目的として、信用保証協会法に基づき設立された特殊法人です。●『信用保証協会事業の基本理念』事業の維持・創造・発展に努める中小企業者に対して、公的機関として、その将来性と経営手腕を適正に評価することにより、企業の信用を創造し、「信用保証」を通じて、金融の円滑化に努めるとともに、相談、診断、情報提供といった多様なニーズに的確に対応することにより、中小企業の経営基盤の強化に寄与し、もって中小企業の振興と地域経済の活力ある発展に貢献する。