ブックタイトル山梨県信用保証協会の現況 2016

概要

山梨県信用保証協会の現況 2016

平成28年度経営計画1 .経営方針1業務環境山梨県の景気動向山梨県内の経済情勢については、個人消費の一部や公共投資等については動きが弱いものの、活発な観光客流入や設備投資等の増加もあり、県内全体の景気は緩やかに回復しつつあると言われております。しかしながら、県内中小企業・小規模事業者の企業数は減少しており、廃業率についても未だ全国上位の動向を示しております。さらに、各種調査機関における業況判断DIでは山梨県の数値は下位を低迷している等、実体としては厳しい状況を強いられております。2業務運営方針県内中小企業・小規模事業者は依然として厳しい経営環境に置かれていますが、中小企業金融支援対策に万全を期すために、関係機関とのさらなる連携強化に図りつつ、直面する課題を解決していくため、以下の内容を平成28年度の業務運営方針としました。1保証部門①利便性の高い新制度や調達コストの低い政策保証をはじめとする保証利用の促進に取り組む。②創業者への保証利用の推進ならびに保証後のフォローを強化する。③小規模事業者への経営支援(事業継続や継承への支援等)の強化に取り組む。2期中管理部門①経営サポート会議や「信用保証協会中小企業・小規模事業者経営支援強化促進補助金」制度を活用した専門家派遣事業等を通じて、中小企業・小規模事業者の経営改善と資金繰り支援に対応していく。②経営支援を充実させ、代位弁済の抑制に取り組む。34回収部門①サービサーとの連携を密にし、回収の効率化を図り、回収の最大化に努める。②求償権消滅保証等を活用した再生支援にも取り組む。その他間接部門①コンプライアンスの徹底や危機管理体制の充実による内部統制の強化を図る。②ワークライフバランスを重視した職場環境の改善に努め、時間外勤務の抑制を図りつつ業務の効率化に取り組んでいく。③多様な環境変化に適応できるための人材育成に努めるとともに、保証協会の存在意義を高める広報活動に取り組んでいく。26