ブックタイトル山梨県信用保証協会 ディスクロージャー2014

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山梨県信用保証協会 ディスクロージャー2014

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山梨県信用保証協会 ディスクロージャー2014

平成25年度経営計画の評価山梨県信用保証協会は、公的な「保証機関」として中小企業者の資金調達の円滑化を図り、中小企業の健全な発展に貢献してまいりました。平成25年度経営計画の評価は以下の通りです。なお、評価にあたりましては、角田武一中小企業診断士、埴原一也弁護士、加藤隆博公認会計士により構成される「外部評価委員会」の意見・助言を踏まえ作成いたしましたので、ここに公表します。1.業務環境及び中小企業の動向平成25年度の山梨県内の状況は、中小企業金融円滑化法の施行期間が終了した後も、多くの県内中小企業者が、業績改善には至っていない状況下にありました。一方では、産業・企業間でのバラツキはあるものの、景気は改善基調にあり、富士山の世界文化遺産登録や国民文化祭の開催による観光客流入など、ビジネスチャンスとしての明るい材料もありました。金融面では、預金残高が増加したものの、貸出金残高は減少が続いており、借入れに対して慎重な動向を示しました。消費動向は下げ止まりの動きもありましたが、設備投資には慎重な姿勢がうかがえ、公共工事も若干減少するなど経済情勢は減速傾向が継続しました。倒産動向は落ち着いていますが、雇用環境についても求人倍率は全国に比し低レベルで推移するなど、中小企業・小規模事業者にとっては、総体的に厳しい経営環境が継続した1年でした。平成2 5年度経営計画2.重点課題への取組について1保証部門1適正保証の推進①中小企業金融円滑化法終了後の中小企業の資金需要に的確に対応するため、経営力強化保証、セーフティネット保証、ABL保証等の政策保証の活用(推進)を図るとともに、新種保証(担保付保証・事業承継関連保証等)の制度創設を検討し、中小企業の多様な資金ニーズにこたえる。政策保証については、金融機関との保証実務についての勉強会、税理士会研修会等で制度周知と推進要請を行い、利用増加に努めました。(承諾実績)経営力強化保証17件601百万円セーフティネット保証501件8,644百万円(前年比67%)ABL保証28件1,078百万円(前年比190%)また、新たな保証制度を創設することで、多様な資金需要に対応しました。山梨中銀経営支援保証(H25. 11)55件1,110百万円雪害対策融資保証(H26. 2)89件630百万円事業再生計画実施関連保証(H26. 2)8件327百万円②審査能力の向上のために、引き続き内外の研修等で職員のスキルアップを図り、迅速でかつ納得感のある保証審査に努めることで、中小企業や金融機関からの信頼度・満足度を高める。全国信用保証協会連合会の集合研修(経営指導力強化講座等18名)のほか、動産評価アドバイザー研修(動産アドバイザー資格3名取得)や通信教育(信用調査検定7名)により、職員の知識や能力向上を図り、保証審査の迅速化に努めました。平成2 5年度経営計画の評価25